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ArcBlock Chain

アプリのアイデンティティ、資産、合意のための Layer 1。ArcBlock Chain は日常的な操作をプロトコルに組み込み、公開ネットワークのネイティブトークンとして ABT を使います。

アプリで使う操作を、チェーンのプロトコルに。

アカウントからの支払い、制作者による証明の発行、サービスへのステーク。共通の識別子と明確な取引ルールによって、複数のアプリが同じ対象を扱えます。

  1. それぞれの対象にアドレスを

    DID は分散型識別子です。アカウント、トークン、NFT、ステーク、権限委譲にそれぞれ DID があり、誰が何をどの権限で扱うかを共通の形式で参照できます。識別子だけでアクセス権が与えられるわけではありません。

  2. よく使う操作はプロトコルで

    送金、トークン発行、資産操作、ステーキングにはネイティブの取引型があります。基本操作ごとにスマートコントラクトを配備する代わりに、アプリからプロトコルを呼び出します。業務ロジックや権限の取得はアプリが担い、プロトコルの変更には実装とネットワーク側の採用が必要です。

  3. 検証できる操作と証明

    トランザクションは操作の実行要求、Verifiable Credential(VC)は発行者が署名した証明です。両者の役割を保ちながら、検証可能な共通形式へ揃える設計を進めています。この形式は設計段階です。VC が自動的に取引を実行したり、オンチェーン記録になったりするわけではありません。

共通のトークンモデルに、用途ごとのルール。

ABT とアプリが発行するトークンは、共通のアドレス、残高、取引モデルを使います。ABT にはネイティブトークンとしての用途がありますが、別の資産システムではありません。各トークンの使い方は、種類と発行ルールによって決まります。

代替可能なトークン · FT

同じ種類の単位を残高として記録します。アプリは支払いや明示した用途のために独自のトークンを発行できます。

用途の例

二つのアプリ間で利用者が同じ支払単位を移す必要がある場合、一般的な移転可能 FT を検討できます。まずサービスの必要性を明確にし、利用枠には Credit Token を優先して検討することを勧めます。

代替可能なトークンの使い方

ABT · ネイティブトークン

ネットワーク手数料、Stake for Gas、ABT 対応アプリでの支払いに使う、公開ネットワークのネイティブトークンです。

用途の例

1 ABT をステークして公開ネットワークの取引手数料の免除を受ける、または ABT 対応サービスで支払う。適用条件や料金はネットワークとサービスのルールに従います。

ABT の用途を見る

Credit Token · アプリの利用枠

発行者が発行・消費の権限を定めるポイントやサービス利用枠です。発行者が利用枠を差し引く権限を持つ場合があり、自由に送金できる汎用トークンと同じ扱いにはなりません。

用途の例

利用者の支払い後、アプリが画像生成や API 呼び出しの利用枠を発行し、権限を持つサービスが使用時に差し引きます。単位の意味、消費の記録、実際のサービス提供はアプリが管理します。

Credit とサービス利用枠を理解する

Curve Token · 曲線に従うルール

BondingCurveToken は設定した曲線に従い、発行・焼却に必要な準備トークンの数量を計算します。換算ルールをアプリ内部だけに置かず、プロトコルで明確に実行します。

用途の例

計算資源サービスでは、発行済みの単位数と設定した曲線から、GPU 利用時間の取得に必要な準備トークン数量を計算する設計が考えられます。実際の容量計測、スケジューリング、サービス提供はサービス側が実装します。

曲線による発行・焼却の計算を見る

例は用途を説明するもので、すべてのサービスが稼働していることを示すものではありません。トークンの属性だけでサービスが提供されるわけではありません。

残高だけでは表せない資産も。

会員資格を持つ人、証明書の発行者、作品の使用許諾。DID、VC、NFT は、こうした記録でそれぞれ異なる役割を担えます。

VC と証明書

署名付きの証明で会員資格、資格認定、操作の許可を表せます。署名と発行者を検証し、どの発行者や内容を受け入れるかはアプリが判断します。非公開の証明の全文をチェーンに公開する必要はありません。

VC について

NFT、保有関係、アクセス権

NFT は個別の資産とオンチェーンの保有者を識別します。チケット、証明書、著作物の使用許諾やライセンス条件の記録に関連付けられます。アクセス制御はアプリ側で実施し、NFT の保有だけで著作権や発行者の主張の正しさが確定するわけではありません。

NFT について

Stake for X。用途を定めて預ける。

ここでの stake ≠ yield。ステークは、合意を支えたりサービスの利用資格を得たりするためにトークンをロックする仕組みです。ロックだけで報酬が生まれるものではありません。「X」はその目的です。任意のトークンに適用でき、各トークンの権限とサービス条件に従います。

  1. 条件を定める

    目的、トークン、数量、差し引き権限を持つ相手、解除までの待機期間を定めます。差し引いた資金の送り先も明示します。

  2. 条件に従って利用する

    サービスがステークを確認して利用を認めます。合意した差し引き条件が生じた場合、権限を持つ相手が一部または全額を差し引く操作を行えます。ロック中の残高は自由には使えません。

  3. ルールに従って解除する

    解除申請と所定の待機期間を経て、返還条件を満たす残額を受け取れます。Stake for Gas では ABT を使って取引手数料の免除を受け、他のサービスは独自の X を定められます。

Ethereum とつながり、アプリを支える。

ArcBlock Chain と Ethereum は独立した Layer 1、Base は Ethereum の Layer 2 です。ABT はブリッジを通してこれらをつなぎ、トークン数量を 1:1 で変換します。ネイティブチェーンでの利用と、Ethereum エコシステムでの保有・送金は、設計上、相互に補完する役割です。

L1 · NATIVE ABT

ArcBlock Chain

ネイティブ ABT · アプリでの支払い、Stake for Gas、Stake for X。ArcBlock における ABT の用途を実行する場所です。

L1 · ERC-20

Ethereum

ERC-20 ABT · 広く対応する Ethereum のウォレットやインフラで保有・送金します。

ETHEREUM L2

Base

Ethereum L2 エコシステムの ABT · 各経路のルールに従って、ブリッジが対応するネットワーク間を移動します。

1:1 はトークン数量の対応を表し、手数料控除後の受取数量ではありません。対応経路、確認時間、上限、利用可否はブリッジの現行ルールに従います。ブリッジには固有の安全性の前提があり、ネットワーク間でコンセンサスを共有するものではありません。

公開ネットワークと、自分で動かす台帳。

ArcBlock Chain は公開ネットワークの名称です。その台帳技術は、アプリの記録を独立して検証できる Verifiable Ledger としても使えます。誰が運用し、参加者がどのように履歴に合意するかによって選択します。

Public Chain · 公開チェーン

検証・コンセンサスのルールを共有するネットワークを使います。アプリ間で共有するアイデンティティ、資産、取引に共通の履歴を利用でき、このネットワークでは ABT がネイティブトークンです。

Verifiable Ledger · 自分の台帳

アプリや組織のために台帳ソフトウェアを運用し、配置、データ、アクセス方針を管理します。運用と復旧も自分で担います。検証可能であっても、公開チェーンのコンセンサスを自動的に引き継いだり、全記録を公開したりするわけではありません。

履歴・現在の状態・検索を分ける。

原本となる取引履歴を、アプリが使う状態や検索用のビューから分離します。チェックポイントは一定範囲の記録をハッシュで要約し、既知の参照点と照合するために使います。記録の整合性を示すもので、現実世界の主張がすべて正しいと証明するものではありません。

  1. Ledger

    受理した操作を追記する取引履歴。

  2. State

    取引ルールを適用して得る残高、保有関係、権限。

  3. Index

    原本の履歴とは分けて管理する、アプリの検索用ビュー。