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ArcBlock コミュニティ 2021 年 7 月 Q&A:困難でも正しい道を歩み続ける

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先日、ArcBlock 創業者兼 CEO の Robert Mao は、ABT コミュニティの支援者を代表する Duqiao から寄せられた一連の質問に書面で回答し、ArcBlock の技術開発とエコシステム育成に関する原則や計画を説明しました。

Duqiao(以下「質問」):こんにちは、Robert さん。私はこれまで、百度の紹介、執筆・編集された書籍、会社の Weibo、ArcBlock 技術コミュニティでの ABT に関する説明、SNS で発信される考え方など、さまざまな方法であなたと ArcBlock を理解しようとしてきました。ArcBlock のビジョンは壮大で革新的だと思います。従来のインターネットを深く理解しているからこそ、Web 3.0 を先見的に設計し、実践して形にできるのでしょう。人によって立場や視野が異なるため、未来への理解も、一人ひとりが見る ABT も同じではありません。そこで今回は、コミュニティの熱心な支援者や新しい参加者から寄せられた質問をお持ちしました。ぜひご回答ください。

Robert Mao(以下「回答」):Duqiao さん、こんにちは。コミュニティへの貢献と ArcBlock への支援に心から感謝します。このように質問をまとめて回答する方法は効率がよく、私たちが体系的に考えて答える助けにもなる、とてもよい方法です。そのため、より正式な書面で回答し、会社の Blog や WeChat 公式アカウントなどでも公開します。この方法が、今後の定期的な、公式・非公式のコミュニケーション手段になることを願っています。書面だけでなく、ビデオ会議やライブ配信などでもさらに交流し、ArcBlock の技術とエコシステムに対するコミュニティ全体の理解を深めることができます。

質問: 投資家と ArcBlock の関係をどう捉えていますか。ArcBlock の成功は、将来どのような形で表れると考えていますか。

回答: ArcBlock の成長には、投資家、エコシステムパートナー、そして暗号資産コミュニティ全体の支援が欠かせません。Guojin Investment、Rongming Investment、Ding Lei 氏など、ArcBlock の最初期の投資家とは緊密な連絡と定期的なコミュニケーションを保ってきました。彼らは変わらず私たちを支援し、持分を減らすことなく私たちのビジョンを信じ、ここ数年の努力を評価してくれています。私たちの発展には投資家の支援が必要である一方、合理的な「不介入」も必要です。この点で、私たちと投資家は非常にプロフェッショナルに行動しています。

ArcBlock はプラットフォームであり、一連のプロトコルです。最初のビジョンから明確に述べてきたとおり、私たちはこのエコシステムの創始者であって、支配者ではありません。そのため、従来の意味でのスタートアップとは異なります。ブロックチェーン、暗号資産、分散型アプリケーションがもたらすのは、新たな社会・技術変革とソフトウェア開発パラダイムの移行です。この革命は困難で長期的なものであり、一朝一夕には実現しません。短期的に見た ArcBlock の成功とは、開発者ユーザーやエコシステムパートナーの数、そして ArcBlock プラットフォームを通じて価値と富を生み出した開発者、運営者、ユーザーの数です。しかし長期的には、ArcBlock が分散型アプリケーション普及の先駆者となり、分散型アプリケーションが広く普及し、ブロックチェーンと暗号経済を基盤とするコンポーネント型ソフトウェア開発がかつてない隆盛を迎え、少数の中央集権的組織が支配するソフトウェアモデルに取って代わることを望んでいます。その時、ArcBlock が数多くいるエコシステム推進者の一員にすぎなくなれば、それこそが本当の成功です。

質問: ArcBlock はエコシステム構築や開発者獲得をどのように支援し、計画していますか。開発者を ArcBlock に引きつけるにはどうしますか。ここでいう開発者とはブロックチェーン分野の技術者だけですか。それとも従来のインターネット技術者の誘導・育成も含みますか。

回答: 近日公開する『ArcBlock エコシステム構築ロードマップ』では、エコシステム構築の原則を示しています。基本的な考え方の一つは、優れたエコシステムを築くには、まず堅実で緻密な製品が必要で、次に充実したドキュメント、ヘルプ、トレーニング教材が必要だということです。資金投入をうたい、金銭的利益で開発者を引き込むことではありません。ソフトウェアとインターネット業界の数十年の成長を振り返れば、金銭で人を集めることがエコシステム成長の鍵にならない例は無数にあります。現在のブロックチェーン業界は資金が豊富なため、資金さえあればエコシステムを構築でき、開発者を引きつける近道になるという誤解があります。しかし優秀な開発者は、そのような小さな利益では動きません。必要なのは、専門的で先進的な基盤プラットフォームと、壮大なビジョン、世界を変えられる可能性を示すことです。

私は「ブロックチェーン分野の技術者」と「インターネット技術者」を分けて考えていません。どちらもソフトウェアエンジニアであり、コンピューター科学と工学に携わる技術者です。ArcBlock プラットフォームの目的は、誰もが自分の仕事に集中でき、基盤の詳細を気にしたり、車輪を再発明したり、ソフトウェアのマーケティング方法や利益分配を心配したりしなくてよい環境を作ることです。

ArcBlock のエコシステム構築初期に行うべきことは、最高の製品、ドキュメント、技術支援を提供し、技術力と戦略的な視野を持つ優秀な開発者を引きつけること、いわゆる「巣を作って鳳凰を招く」ことです。一部の機関投資家とはすでに初期的な話し合いを進めており、適切な時期に豊富な資本支援を提供してくれる予定です。しかし今はまだ重点ではなく、本末転倒なことはしません。エコシステムが健全かつ自然に成長した後で資本支援を行うべきで、無理に成長を急がせるべきではないと考えています。

質問: Web3.0 の細分化が進み、競争も激化し、その全体像も明確になりつつあります。総合的なソリューションを提供する ArcBlock の強みはどこにありますか。総合型と特化型では対象ユーザーやニーズが異なるのでしょうか。競争は存在しますか。

回答: Web 3.0 は非常に広大な市場で、まだごく初期の段階です。参入者が増えていることは好ましい現象ですが、今なおブルーオーシャンであり、競争を語る段階ではありません。すべての参加者は同じ道を歩む仲間です。

私は Peter Thiel が『Zero to One』で述べた「Competition is for losers」(競争は敗者のもの)という考えがとても好きです。現在、この分野で競争を心配する必要はまったくなく、大きく前進すべきです。「囲い込み運動」の初期に、誰もいない広大な土地を前にしたようなものです。心配すべきは、適切な土地を確保して健全に生き残る方法であり、他人が何をしているかではありません。

現在のブロックチェーン業界では、各社の路線が大きく異なり、直接的な競争関係はほとんどありません。チェーン相互接続の観点では Polkadot や Cosmos は私たちのチェーンネットワーク構造に似て見えますが、技術路線はまったく異なります。コンピューティングノードの観点では Dfinity と似たことをしているように見えても、技術実装は大きく異なります。分散型 ID(DID)の観点でも、私たちの DID の理念は、Dfinity や Ethereum などほかのプロジェクトとはかなり異なります。革新的なプロジェクトほど競争を心配する必要はありません。私は競合が何をしているかを気にするために時間を使ったことはありませんが、同業者の革新的な製品や設計には常に注目し、その経験と教訓を随時取り入れています。

ArcBlock 最大の強みは、最初から最後まで体系的で一貫した理念と、揺るぎない実行戦略を持っていることです。2017 年のロードマップを読めば、業界がこの 4 年間で激しく変化する中でも、私たちが計画どおり歩み続けてきたことが分かります。同時に、業界から生まれたよりよい考えも取り入れてきました。たとえば DID やチェーンネットワークは、発展の過程で同業者の実践から学び、採用したものです。また、当初採用予定だった Algorand アルゴリズムも果断に断念しました。それでも方向性は一度も変わっていません。過去数年の業界の成長は、数年前の私たちの認識と判断が正しかったことを裏づけています。高度に革新的な新分野で最も重要なのは、方向の正しさと、その方向へ進み続けることです。一時的な称賛、速度、資源の多さではありません。誤った方向へ速く遠く進むほど、失敗は大きくなります。

質問: 開発環境や習慣が異なる中、開発者を ArcBlock に引きつける前に、公式でユーザーやコミュニティ向けのアプリケーションをいくつか設計・公開し、模範を示すことは考えていますか。

回答: 模範となるオープンソースプロジェクトやサンプルを積極的に公開し、一部のアプリケーションの育成にも積極的に参加します。ただし ArcBlock 自身はプラットフォームの構築に集中し、プラットフォームとアプリケーションの両方を手がけることはありません。これも私たちの原則であり、常に高い集中力を保つ必要があると考えています。

私たちは Blocklet(基盤プログラム)、特に複数のアプリケーションで再利用できる基礎的な Blocklet を積極的に構築します。一部の基礎 Blocklet はそれ自体が非常に実用的で、比較的完成したアプリケーションになる可能性があります。たとえば NFT Store や NFT Marketplace です。しかし原則として、これらの Blocklet はどのアプリケーションでも再利用できなければなりません。つまり、どの開発者もこれらの車輪を再利用して、よりよいアプリケーションを構築できます。再利用可能な Blocklet 自体がユーザー基盤と模範効果を生み、プラットフォームだけを開発し、アプリケーションは開発しないという原則とも矛盾しません。

質問: 最後に、前回の質問へのフォローアップです。ArcBlock のマイルストーンはいつ頃公開されますか。

回答: 当初の計画どおり、今週『ArcBlock エコシステム構築ロードマップ』という初期計画を公開します。この計画では、エコシステム構築で採用する原則と、近い将来にその原則に沿って実行する具体的な取り組みを説明します。ロードマップは計画であり、不変のものではありません。市場の変化に応じて随時調整します。コミュニティからの提案を歓迎し、ともに調整・改善していきたいと思います。

Duqiao: Robert さん、コミュニティへのご回答を本当にありがとうございます。これほど詳しく回答するために貴重な時間を割いていただけるとは思っていませんでした。円滑なコミュニケーションによって相互の誤解や理解のずれが解消され、同じ目標に向かって歩みやすくなると信じています。回答を通じて、ArcBlock が何を目指し、どのように発展しようとしているのかが明確になりました。また、ArcBlock の成功に対する考え方と投資家との関係も理解できました。互いに支え合い、ともに成長していく自信がさらに強まりました。改めて、ご回答に感謝します。