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ArcBlock 2019年製品ロードマップ

ArcBlock
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ArcBlock 2019年製品ロードマップ(コミュニティ意見募集版)

以前発表した「ArcBlock製品ロードマップ」に基づき、私たちは今回、2019年製品ロードマップの最新版を発表できることをうれしく思います。幸い、以前発表したロードマップを修正する必要はありません。製品開発とエンジニアリングに関するチームの総合的な経験により、2018年を通して正しい道を歩み続けることができました。今回の更新版ロードマップでは、今後のリリースに含まれる新機能や能力について追加情報を示し、以前のロードマップよりも詳しい内容をコミュニティに提供します。開発者とエンドユーザーのコミュニティに、ArcBlockのフルスタックプラットフォームと新しいロードマップの内容をより深く理解していただくため、2019年1月から一連の記事を公開します。そこでは、私たちの設計原則、経験、意思決定、アーキテクチャ、そしてそれらがどのように結びつき、ブロックチェーン市場におけるArcBlockの独自性を生み出しているかを、より明確に説明します。

このロードマップは「コミュニティ意見募集」版です。つまり、皆さまからのフィードバックを求めています。

私たちは何を行う際にも、開発者かエンドユーザーかを問わず皆さまのフィードバックに耳を傾け、その声を確実に受け止めます。ロードマップは、現在の市場環境とコミュニティから寄せられるフィードバックに基づき、今後も調整していきます。

第1四半期:「チェーンをつなぎ、ネットワークへ」

2019年第1四半期は、12月にArcBlockが正式に事業を開始したことを受け、一連の基盤サービスを立ち上げることに重点を置きます。ArcBlock独自のブロックチェーンネットワークであるABT Chainの始動、ABT Walletアプリ、関連する開発者向けSDKが重要なマイルストーンとなります。

ArcBlockのABT Chainは、独創的かつ革新的な設計を採用しています。ABT Chainは単なる1本のチェーンではなく、複数のチェーンから成るネットワークです。それぞれのチェーンは1つの役割に特化して確実に遂行し、複数のチェーンが相互に連携してサービス全体を構成します。ABT Chainの設計とアーキテクチャを紹介する記事も公開する予定です。

プラットフォーム:

  • ABT Wallet
  • ネイティブABTトークンへの対応
  • Ethereum上のERC20 ABTとネイティブABTを1対1でアンカーできる仕組み
  • OCAP(Open Chain Access Protocol)を介したサードパーティ製ブロックチェーントークンへの対応(BTC、ETH、EthereumのERC20トークンを含む)
  • ABT Chain
  • 資産追跡と課金サービスから開始

開発者:

  • ArcBlock Developer Portalの更新
  • モバイルとウェブに対応したArcBlock Application SDKの公開
  • WalletKit
  • AccountKit

アプリケーション:

  • TokenFlowのベータ版
  • TAO(Token Accounting Officer)のベータ版
  • サードパーティパートナーによるアプリ

コミュニティ:

  • ArcBlockウェブサイトの更新
  • ArcBlock Developer Community Site(Discourseを基盤とする)の公開、ハッカソンやセミナーなどの開催(以前予定していたDevConは今年の第3四半期に延期しました)

第2四半期:「アプリケーション、アプリケーション、アプリケーション」

第2四半期は、新たに公開したABT Chainを中心に新機能の追加と強化を進め、その上に構築された複数の新しいブロックチェーンアプリケーションを発表します。開発者は、ArcBlockの開発者向けツールを使用して、独自のアプリケーションチェーンとアプリケーショントークンを構築できるようになります。

この四半期のもう1つのマイルストーンはBlockletです。ArcBlockプラットフォームを通じてデプロイされるあらゆるアプリケーションやコンポーネントは、Blocklet仕様に準拠する必要があります。これにより、クラウドに依存しない統一されたデプロイ、公開検証可能な課金など、ArcBlockの能力を活用できます。

プラットフォーム:

  • ABT Wallet
  • アプリケーショントークンへの対応
  • 一般ユーザー向けProof of Stakeサービス
  • デジタル・ダイレクトマーケティング(紹介プログラム)への対応
  • ABTによる支払いへの対応
  • ABT Super Block Explorer:OCAPが対応するあらゆるブロックチェーンと、ABT Chain上に構築されたあらゆるアプリケーションチェーンで利用できる汎用ブロックエクスプローラー
  • Blocklet Framework:Blockletを通じて、開発者はアプリやコンポーネントのデプロイ、課金、運用サポートを標準化可能

開発者:

  • ABT Chain Builderと多言語SDKの公開(Elixir/ErlangとNode.jsを先行提供)
  • ABT Token Engineを公開し、アプリケーション開発者が独自トークンを容易に発行できるようにする
  • ABT Payment SDK:アプリケーションがABTトークンまたはアプリケーショントークンによる支払いを容易に受け取れるようにする
  • Blocklet SDK:開発者がアプリやコンポーネントをBlockletとしてパッケージ化できるよう支援

アプリケーション:

  • デジタルメディア、コンテンツ、出版、知識共有に利用できる再利用可能なアプリケーションの提供
  • そのままデプロイして利用でき、カスタマイズも可能な新しいクラウドソーシングアプリケーション

コミュニティ:

  • 「マイニング」の試行期間を開始し、コミュニティユーザーがブロックチェーンノードを稼働させてネットワークに参加できるようにする
  • 「マイニング」に関するフィードバックを収集し、コミュニティとともに自律的なガバナンスの枠組みを準備
  • これまでに収集したフィードバックに基づき、「Operator Miner」という新しい種類の「マイナー」を追加する予定です。2018年版の製品ホワイトペーパーで説明したとおり、2種類の「マイナー」を想定していました。「Resource Miner」はArcBlockサービスの実行に必要なクラウドコンピューティング資源を提供する人々であり、「Component Miner」はプラットフォームで再利用できるコンポーネントやアプリケーションを提供・共有する開発者です。新たに加わるのが「Operator Miner」です。この「Operator Miner」は、クラウドコンピューティング資源もソフトウェア開発スキルも提供しませんが、アプリケーションを運営するサービスプロバイダーとして働く、または他のマイナーと協力してサービス運用に参加することで貢献します。

第3四半期:「つながる分散型世界」

第3四半期はABT Token Busに重点を置きます。ABT Token Busは、当初のホワイトペーパーで紹介した「Decentralized Pub/Sub API Gateway」の新しい名称です。ABT Token BusはABT Chainと連携してリアルタイムのリアクティブ通信を提供し、開発者とユーザー双方のブロックチェーンアプリケーション体験を向上させます。

また、IoT機器、スマートハードウェア、スマートホーム機器、サーバーコンポーネントなどのデバイスをABT Token Busでサポートする予定です。これらの領域は市場やパートナーの動向と密接に関係しているため、この四半期を調整期間として市場環境を見直し、前の四半期から予期しない変化が生じた場合に備える可能性があります。その場合、このロードマップに示した四半期目標を確実に達成するため、IoT関連のデバイスやサービスへの対応を延期することがあります。

プラットフォーム:

  • ArcBlockプラットフォームとForge Frameworkを活用するBilling and Operation Support System(BOSS)。ArcBlockプラットフォーム内のサービスに、公開検証可能な課金と運用サポートを提供
  • ABT Token Bus

開発者:

  • デバイスノード、IoT機器、スマートハードウェア、スマートホーム機器、サーバーコンポーネント向けSDK。このSDKの目的は、デバイスとの統合を極めて容易にし、アプリケーショントークンへのデバイス対応を実現するとともに、データをデータマーケットプレイスへ供給できるようにすることです(ストレッチゴール)

アプリケーション:

  • ArcBlockプラットフォームを使用して構築するDevCon 0アプリ。最初の開発者カンファレンス専用にこのアプリを構築し、さまざまなブロックチェーン技術、マイクロタスク、アプリケーショントークンをアプリ内で統合する方法を紹介

コミュニティ:

  • 初の開発者カンファレンス「ArcBlock DevCon 0」、「マイニング」の試験運用、その結果に基づく経済モデルとコミュニティのガバナンス枠組みの微調整

第4四半期:「小さな積み重ねが大きな成果を生む」

第4四半期の主な目標は、ArcBlockエコシステムの微調整と最適化です。開発者とユーザーの体験を改善するとともに、ArcBlockチーム、パートナー、開発者コミュニティが開発するすべてのアプリケーションを支援する機能を強化します。またArcBlockは、アプリケーションと再利用可能なコンポーネントの分散型マーケットプレイスを構築し、開発者やユーザーがコードを容易に収益化したり、既存の開発者向けパッケージを自分のプロジェクトで利用したりできるようにします。さらに多くの開発者、エコシステムパートナー、エンドユーザーが参加し、ネットワーク効果の臨界点に達することで、エコシステムは大きく成長すると見込んでいます。

プラットフォーム:

  • 分散型のアプリケーション、コンポーネント、データ、サービスのマーケットプレイス。マーケットプレイス自体も、すぐにデプロイでき、カスタマイズも可能なアプリ

開発者:

  • 開発者がマーケットプレイス対応を追加するためのArcBlock Marketplace SDK

アプリケーション:

  • エコシステムの成長に伴い、自社でアプリを構築するよりも、開発者やパートナーが私たちのプラットフォーム上でアプリを構築できるよう支援することに、より多くのリソースを投入

コミュニティ:

  • ArcBlockコミュニティのガバナンス要件に対応する、コミュニティ主導のDAOと運営委員会を設立
  • 収集したデータに基づいてマイニング経済モデルを最適化。マイニング経済モデルの調整と対立解決に向けた、コミュニティによる自治の枠組みを構築

なお、このロードマップが対象とするのは、私たちが管理できる製品開発の進捗のみです。今後は、企業や政府関連プロジェクト、パートナーとの潜在的な機会も追求するとともに、暗号資産とデジタル資産に関する規制要件を確実に満たせるよう、事業を積極的に調整していきます。しかし、これらの多くは私たちだけでは管理できないため、このロードマップには含めません。こうした追加領域で進展があり次第、発表します。皆さまと一緒に何を築けるのか、今から待ちきれません。皆さまからのフィードバックを楽しみにしています。